簿記とはどんな資格?難易度や取得のメリットご紹介!

今回は学生から大人まで取得する人が多いと言われている「簿記」についてご紹介していきたいと思います。

  • 簿記ってよく聞くけど、どんな資格なの?

そんなお悩みさんもこの記事を読めば。。。

  1. 簿記とはどんな資格なのかわかる
  2. 簿記各級の難易度がわかる
  3. 取得のメリットがわかる

私も簿記3級を取得しましたが、かなり役立っています。体験談も含めてご紹介できたらと思います。

早速ですが結論をまとめると

  1. 簿記とは「企業のお金の出し入れを記録する資格」
  2. 簿記3級:合格率44%前後
    簿記2級:合格率20%前後
    簿記1級:合格率10%前後
  3. 取得メリット
    お金に対する価値観が変わる!
    転職・就職で有利!
    企業の決算短信が理解できる!
    (株式投資で役立つ)

本記事ではもう少し詳細にご紹介しているので気になる方は見てみてください。

5分ほどで読み終わる記事となっています。

目次

簿記とはどんな資格?

簿記とは「企業の資産・負債・資本・収益の取引を仕訳し、損益計算書と貸借対照表を作成する」ことです。

初めて聞く言葉が多く、なんのこっちゃ?と思う方もいると思います。

簡単にいうと

「企業のお金の出し入れを記録し、それのまとめ表を作成する」

ということです。

簿記は1級〜3級+初級がある

一般的に簿記とは「日商簿記」のことを意味しており、1〜3級+初級までレベルがあります。

また、どの級も受験資格の規定はなく、誰でも受験できます。

受験者数は年間約60万人が受験しており、資格試験の登竜門と呼ばれるくらい人気の資格となっているのも、1つの特徴ですね!

各級レベル
初級業種・職業に関わらずビジネスパーソンが日常業務をこなすための基礎知識。簿記の基本用語や複式簿記の仕組みを理解し、業務に利活用することができる。
3級業種・職種にかかわらずビジネスパーソンが身に付けておくべき「必須の基本知識」として、多くの企業から評価される資格。 基本的な商業簿記を修得し、小規模企業における企業活動や会計実務を踏まえ、経理関連書類の適切な処理を行うために求められるレベル。
2級経営管理に役立つ知識として、企業から最も求められる資格の一つ。 高度な商業簿記・工業簿記(原価計算を含む)を修得し、財務諸表の数字から経営内容を把握できるなど、企業活動や会計実務を踏まえ適切な処理や分析を行うために求められるレベル。
1級極めて高度な商業簿記・会計学・工業簿記・原価計算を修得し、会計基準や会社法、財務諸表等規則などの企業会計に関する法規を踏まえて、経営管理や経営分析を行うために求められるレベル。 合格すると税理士試験の受験資格が得られる。公認会計士、税理士などの国家資格への登竜門。
出典:日本商工会議所

基本的に数学の知識は四則演算のみで、数学が苦手な人も問題なく受験できます。

試験場所・日程・受験料は?

簿記では会場試験とネット試験が用意されており、それぞれ全国各地域商工会議所やテストセンターで受験可能です。

ネット試験は自宅のパソコンから受験するわけではなく、テストセンターという場所に行き、そこで受験します。

また、試験は各級2月・6月・11月の年3回実施です。

詳しい日時と場所は商工会議所のHPで確認できるので、確認してみてください。

各級の受験料は

各級受験料(税込)
初級2,200円
3級2,850円
2級4,720円
1級7,850円

3級はお値段的にもリーズナブルなので挑戦しやすいですね!

簿記の難易度はどの程度?

簿記の各級の合格率は受験回で数%ほど変わってきます。

日本商工会議所が発表している実際の合格率を確認しながら説明していきます。また、参考値は過去5年間のものとなります。

簿記3級で合格率44%前後

合格率試験回
合格率が
高い回
67.2%159回
(2021.11.21)
合格率が
低い回
27.1%157回
(2021.2.28)
出典:日本商工会議所

直近1年間の合格率の平均は44.3%ほどなので、このあたりが目安となります。

簿記3級取得するために必要な勉強時間は約100時間と言われています。2ヶ月~3ヶ月ぐらいが勉強の目安になりますね!

私は1ヶ月半で取得できました。コツがわかればすぐ合格できるのも3級の合格率の高さの理由です。

簿記2級で合格率20%前後

合格率試験回
合格率が
高い回
30.6%159回
(2021.11.21)
合格率が
低い回
8.6%157回
(2021.2.28)
出典:日本商工会議所

直近1年間の合格率の平均は19.8%ほどなので、このあたりが目安となります。

簿記2級取得するために必要な勉強時間は3級取得レベルから+200時間と言われています。なので、いきなり2級から取得する方は300時間は必要。

3級と2級は同時受験が可能ですが、2級を絶対に取得したい!という理由がなければ、まずは基礎である3級から受験した方が良いです。

2級から一気に難易度が上がります。

簿記1級で合格率10%前後

合格率試験回
合格率が
高い回
13.5%156回
(2020.11.15)
合格率が
低い回
5.9%147回
(2017.11.19)
出典:日本商工会議所

直近1年間の合格率の平均は10.4%ほどなので、このあたりが目安となります。

簿記1級取得するために必要な勉強時間は2級取得レベルから+500~1000時間と言われています。

ここまでくると、胸を張って経理の仕事ができます。

簿記1級は税理士試験を受けるために必須なので、税理士を目指すなら取得しましょう!

簿記取得のメリットについて

簿記は取得する人がかなり多いイメージですよね!この記事を読んでいるあなたもその一人だと思います。

ここからは簿記取得のメリットについて私の実体験も含めてご紹介していきます。

お金に対する価値観が変わる

ここで1つ質問です。自分の全資産って把握していますか?

「私は500万円貯金しています!」という回答だと、質問の答えとしては少しズレています。

資産というのは預貯金だけでなく、マイホームや車、株、も含まれます。

そして、これらは全て

お金(現在価値)に換算することができるのです!

簿記取得することで資産についての知識がつき、お金に対する価値観がかなり変わります!

また、自分の全資産を把握することはライフプランを練る上で非常に重要になります。これを気に考えてみてもいいかもしれませんね。

就職・転職活動や昇給にも有利

会社の経理状態も読み取ることができるので、転職時に会社の良し悪しが判断できます。

また、会計事務所への就職・転職では募集要項に「簿記3級以上」と書いてある場合がほとんどです。ちなみに、税理士を目指す方は試験を受けるためには簿記1級を取得する必要あり!

その他にも履歴書の資格欄にも書けるし、面接で選考に迷った時、簿記を取得している人の方が採用されやすいという話も聞きます。

私の会社では昇給するために簿記3級を取得する必要がありました。こればかりは、その会社に入ってみないとわかりませんが、私は昇給のためにがんばって勉強しました!

企業の決算短信が理解できる(株式投資で役立つ!)

決算短信とは企業が決算時に発表する成績表のようなもので、それを読むことでその企業の財務情報や経営状況が分かります。

個別株は決算短信が発表される決算シーズンや配当・株主優待の権利落ち日前後に株価が上下しやすいので、決算短信を読めると取引がしやすいです!

簿記3級の出題範囲に決算短信に記載してある貸借対照表や損益計算書が必ず出ます。

なので、簿記3級を取得すれば「短信が理解できる」→「株式投資で役に立つ」というわけです。

ちなみに、簿記2級を取得しておくともっと深く理解できます。

ここまで個別株のお話をしましたが、投資を新しく始めたい!と思う方には、まず「つみたてNISA」をお勧めします。

まとめ

いかがだったでしょうか?

個人的に簿記は取得しておいて損がない資格だと思っています。仕事でもプライベートでも使えるので万能です!

取得することに少しでも迷っている方は、是非挑戦してみてください。

本記事をまとめると。

  1. 簿記とは「企業のお金の出し入れを記録する資格」
  2. 簿記3級:合格率44%前後
    簿記2級:合格率20%前後
    簿記1級:合格率10%前後
  3. 取得メリット
    お金に対する価値観が変わる!
    就職・転職活動、昇給にも有利
    企業の決算短信が理解できる!
    (株式投資で役立つ)

ここまで読んでいただきありがとうございました。

それではまた次の記事でお会いしましょう。またね。

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